借金減額シミュレーションの仕組みと注意点|本当に減る?
2026年3月3日 | 債務整理ナビ編集部
「借金が減額できます」というネット広告を見たことはありませんか?これは「借金減額シミュレーション」(減額診断)と呼ばれるサービスで、弁護士・司法書士事務所が提供しています。
「本当に借金が減るの?」「怪しくない?」と疑問に思う方のために、この記事では減額シミュレーションの仕組み、実際の減額例、怪しい広告の見分け方を詳しく解説します。
借金減額シミュレーションの仕組み
- 借金額・借入先数・返済期間を入力すると、任意整理・個人再生・自己破産での減額見込みが概算表示される
- 法律事務所の集客手段として提供されており、シミュレーション自体は無料
- 過払い金の有無も同時に判定され、2010年以前の取引がある場合は返還の可能性がある
借金減額シミュレーションとは、現在の借金状況を入力すると、債務整理によってどれくらい減額できるか概算を示してくれるサービスです。
シミュレーションで判定される内容
- 任意整理の場合: 将来利息のカットでどれくらい総返済額が減るか
- 個人再生の場合: 元金の圧縮でどこまで減額できるか
- 自己破産の場合: 免責で借金の支払い義務の免除(税金など一部を除く)が見込めるか
- 過払い金の有無: 2010年以前の取引がある場合、過払い金が発生している可能性
なぜ無料で提供されるのか
減額シミュレーションは、法律事務所の集客手段の一つです。シミュレーション後に正式な相談・依頼へつなげるための入口として提供されています。シミュレーション自体は無料ですが、実際に債務整理を依頼する場合は弁護士費用が発生します。
本当に借金は減るのか?
- 任意整理で将来利息(年15〜18%)カット→総返済額が数十万〜100万円以上減少
- 個人再生で元金を借金の額に応じて圧縮(500万円なら100万円、最大で1/10)
- 自己破産で借金の支払い義務が免除(税金など一部を除く)、過払い金請求で数十万〜数百万円が返還される場合も
結論から言うと、債務整理を行えば借金は実際に減ります。ただし、「どの手続きを選ぶか」「借金の内容」によって減額幅は大きく異なります。
📊 手続き別の減額効果
任意整理: 将来利息(年15〜18%)をカット → 総返済額が数十万円〜100万円以上減少
個人再生: 元金を借金の額に応じて圧縮 → 500万円の借金なら100万円に(最大で1/10)
自己破産: 借金全額が免除(税金等の非免責債権を除く)
過払い金請求: 払いすぎた利息が戻ってくる(数十万円〜数百万円)
実際の減額シミュレーション例
- 任意整理:200万円の借金で約85万円の利息をカット(総返済額285万→200万円)
- 個人再生:500万円の借金が100万円に圧縮(月2.8万円×3年で完済)
- 過払い金:2007年以前の借入で100万〜300万円の返還が見込めるケースも
例1: 任意整理の場合
消費者金融3社から計200万円を借入(年利15%)
- 通常返済(5年): 元金200万円+利息約85万円=総返済額 約285万円
- 任意整理後: 将来利息カット → 総返済額 200万円(約85万円の減額)
例2: 個人再生の場合
借金総額500万円(住宅ローンを除く)
- 個人再生適用: 最低弁済額100万円まで圧縮 → 400万円の減額
- 3年間で月額約2.8万円の返済
例3: 過払い金がある場合
2007年以前から消費者金融を利用、年利29.2%で長期借入
- 利息制限法(15〜20%)を超える部分が過払い金
- 100万円〜300万円の返還が見込めるケースも
怪しい広告の見分け方
- 「借金がゼロになる」「誰でも減額」と断言する広告は要注意
- 運営元の弁護士・司法書士事務所名や登録番号が明記されていれば信頼性が高い
- 費用やブラックリストのリスクも正直に記載している事務所を選ぶべき
借金減額の広告の中には、誇張された表現を使っているものもあります。以下のポイントに注意しましょう。
⚠️ 注意すべき広告の特徴
「借金がゼロになる」と断言: 自己破産以外で元金がゼロになることは基本的にない
「誰でも減額できる」: 借金の状況によって減額できないケースもある
運営元が不明: 弁護士・司法書士事務所の名称や登録番号が記載されていない
「国の制度で合法的に」: 過度に簡単さを強調する表現
信頼できる広告の特徴
- 運営する弁護士・司法書士事務所の名称が明記されている
- 弁護士会・司法書士会の登録番号が確認できる
- 「減額できる可能性があります」など断定を避けた表現
- 費用やリスク(ブラックリスト等)についても正直に記載している
正しい相談先の選び方
- 日本弁護士連合会のサイトで弁護士登録の確認が可能
- 債務整理の実績が豊富で費用体系が明確な事務所を選ぶ
- 口コミだけに頼らず、実際に無料相談で対応を確かめることが大切
減額シミュレーションを利用する際は、以下のポイントで事務所を選びましょう。
- 日本弁護士連合会(nichibenren.or.jp)で弁護士登録を確認
- 債務整理の実績が豊富な事務所を選ぶ
- 費用体系が明確で、事前に説明してくれる
- 無料相談で丁寧に対応してくれるか確認
- 口コミだけに頼らず、実際に相談して判断する
診断から解決までの流れ
- Webでシミュレーション→弁護士と面談→手続き選択→減額実現の4ステップ
- 相談だけで終わっても問題なく、納得してから正式依頼すればよい
- 弁護士が債権者と交渉・裁判所に申立てを行い、実際に借金が減額される
Step 1: 減額シミュレーション
Web上で借入額・借入先数・返済期間などを入力。概算の減額見込みが表示されます。
Step 2: 無料相談
弁護士・司法書士と面談(電話・オンライン可)。正確な借金額や収入状況をもとに、最適な手続きを提案してもらいます。
Step 3: 手続きの選択・開始
任意整理・個人再生・自己破産のいずれかを選択。納得してから正式に依頼しましょう。相談だけで終わっても問題ありません。
Step 4: 減額の実現
弁護士が債権者と交渉、または裁判所に申立てを行い、実際に借金が減額されます。
おすすめの相談先
- シン・イストワール法律事務所:相談無料・費用の分割払い/後払いに対応・全国対応
- アース司法書士事務所:親切・丁寧な事務所運営がモットー(公式サイト)・電話/メール/Webで相談可・相談無料
- どちらも電話・メール(Webフォーム)から無料で相談できる
🏢 アース司法書士事務所
親切かつ丁寧な事務所運営をモットーとする司法書士事務所(公式サイトより)。相談無料・全国対応で、電話・メール・Webから相談できます。1社あたり140万円を超える借金は、弁護士への依頼が必要になる場合があります。
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よくある質問
Q. 借金減額シミュレーションは怪しいですか?
A. 法律事務所や司法書士事務所が提供する減額診断は正当なサービスです。ただし、過度に誇張した広告には注意が必要です。弁護士会に登録された事務所かどうか確認しましょう。
Q. 借金は本当に減額できますか?
A. はい。任意整理では将来利息のカット、個人再生では元金の最大90%減額が可能です。ただし、減額幅は個人の状況によって異なります。
Q. シミュレーションをしただけで信用情報に影響がありますか?
A. 影響はありません。実際に債務整理の手続きを開始した段階で登録されます。相談だけなら安心してください。
Q. 減額診断後にしつこい営業はありますか?
A. 弁護士・司法書士には法律で営業活動に制限があります。信頼できる事務所であればしつこい営業はありません。
Q. シミュレーション結果と実際の減額額は一致しますか?
A. シミュレーションはあくまで概算です。正確な金額は弁護士との面談後に判明します。
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